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検査・修理

検量について

トラックスケールの性能を確かめる作業を「検量」と言います。
トラックスケールは、主に貨物を積載したトラックなど、大きく重たい車輌をはかる 計量機であるため、一口で "性能を検査する" といっても、その検量のために使用する分銅は何十トンにもなり、チョット大掛かりな作業となります。
さて、ここで使われる分銅、実は厳しい基準をクリアしたものだけが使用を認められています。
トラックスケールを検査する分銅自体にも検査があり、それらをパスした優秀な分銅たちが使用されます。
ワーク衡業では、このJCSS校正の認可を受けたM1級/2級基準の1トン分銅を41個所有しており、オーバーホールと同時に検量検査を行うことが出来ます。
もちろん、検量検査だけのご依頼も承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。


JCSS校正とは

国家標準に基づく分銅を用いて依頼された分銅を正確に計測し、その値を証明することをいいます。
JCSS校正事業の認定基準は、JIS Q17025(ISO/IEC17025)に適合しており、発行する証明書は、国際相互承認制度(MRA)により、海外でもそのまま通用します。
(東京都計量検定所パンフレットより抜粋)

1t 基準分銅 分銅積み検査風景 分銅積み検査風景

検定と検査の違い

検定とは?

検定とは、ハカリが国で定めた性能を確実に備えているかどうかを定める検査のこと。
それはハカリが受ける試験のようなもので、合格ラインを厳しく設定されています。この検定に合格したハカリは「特定計量器」と定められ取引や証明に使用することができます。


次のような時に検定を行う必要があります 銘板
  1. 計量機を新規に製造した場合。
  2. 計量機の精度に影響する部分(指示計またはロードセル)を修理・交換した場合。

この検定に合格した計量機は、計量機の銘板に「検定証印」(国や都道府県の公的機関が行う検定を受け、合格した計量機に付される印)が付されます。

合格した計量機の印 検定に合格した和暦年・月

検査とは?

検定に合格した計量機でも、使用状況により製造時の計量精度をいつまでも維持することは出来ません。
そのため計量法では検定に加えて「定期検査」の制度を設け、使用中の計量機が常に精度を保ち正確に計量できている状態が維持されている事を確認するために、定期的に「検査」を行うことが義務付けられています。
検査と呼ばれるものには「法定検査」「自主検査」があります。合格の基準が違うだけで検査項目はすべて同じ内容となります。


< 検査内容項目 >
器差検査
ひょう量に対し、規定割合の分銅を乗せ、性能を確認する検査
感じ検査
目量に対し、規定割合の分銅を乗せ、目量以上の変化を確認する検査
偏置検査
計量性能に対し、規定割合の分銅を計量機の両端に偏らせて乗せ、精度を確認する検査
繰返検査
計量性能に対し、規定割合の分銅の乗せ下ろしを繰返し、同じ数値表示を確認する検査
は合格シール(定期検査済証印) 検査に合格したハカリ
検査の結果、定められた基準に適合したハカリは合格シール(定期検査済証印)が貼付されます。
検査に不合格となったハカリ
検査の結果、定められた基準に適合しないハカリは、検定合格時に付された検定証印(又は、基準適合証印)が抹消され、以後「特定計量器」として使用できません。
※有効期限が切れたハカリも特定計量器として使用不可
検定と検査の違い 検 定 検 査
対象 新たに製造された・修理したハカリ すでに使用しているハカリ
時期 製造・修理した時 2年に一度
使用する分銅 秤量 100% 秤量 60%~
公差 検定公差 使用公差

法定検査と自主検査

法定検査(定期検査)

計量法に定められ、計量機は「2年に1回」必ず検査を受けなければなりません。
この義務付けられた検査が法定検査です。2年に1回、定期的に受ける検査なので「定期検査」と呼ばれます。

法定検査は誰が行うの?

法定検査(定期検査)は、各都道府県等の計量検定所や計量協会が行います。
行政機関が行うため、検査の日程は平日の日中のみに限られます。 平日は計量機が稼働しているのでなかなか都合がつかず、困ってしまうケースもありますね。 このように、平日の日中に業務を止めて検査を受けるのが難しいお客様には「定期検査に代わる計量士による検査」という方法があります。
これが 代検査 です。


ワーク衡業には、この代検査を行える計量士が在籍しておりますので、土日・祝日・早朝・夜間でも、お客様の都合に合わせ行うことができます。ご用命の際はお気軽にお問い合わせくださいませ。
※計量士が検査に係る証明を作成し都道府県に報告することで、法定検査(定期検査)とみなされます。

法定検査はいつ行うの?

定期検査の周期は2年に1回です。
都道府県が地域ごとに実施年月を定めているため、それに準じ検査を行います。
※ 検査の基準は計量機を設置した年月ではありません。
例)東京都○○区は、平成偶数年の○月…など

自主検査

計量法とは無関係でお客様の意向や社内規定等に基づき、任意で自主的に行う検査を「自主検査」と言います。
使用頻度や設置場所の状況により、いかなる計量機も日々劣化していくものです。
現場担当者様が毎日きちんと確認していても、故障が生じていることもあるため2年に1回の検査だけでは、精度が保たれているかどうか不安になるお客様もいらっしゃいます。
より長く安心して、常によい状態でハカリをご使用いただくために定期的な自主検査やメンテナンス、簡易点検を取り入れます。

自主検査は誰が行うの?

はい。ワーク衡業におまかせください!
自主検査は法定検査と違い、各都道府県等の計量検定所や計量協会などの行政機関が行う必要はありません。
計量機が正しく機能することを維持するため・精度を保つための検査ですので、お客様のニーズに合わせ「ここを重点的に」や、「この検査は今回は不要」といった注文や、メンテナンスのみ等、ご希望通りに行うことが可能です。

自主検査はいつ行うの?

お客様の計量機が稼働しない土日や早朝、または夕方以降 など、お客様のご都合に合わせ検査日を決められます。 検査を行う時期につきましては、(法定点検が2年に1回のため) 自主検査を定期的に行っていらっしゃるお客様の多くは法定検査の無い年に自主検査を取り入れておられます。


  • 2010年 → 法定検査
  • 2011年 → 自主検査
  • 2012年 → 法定検査
  • 2013年 → 自主検査

〈例〉
『遇数年が法定検査』『奇数年が自主検査』といった具合に、法定検査の無い年に自主検査を定期的に行うお客様の例。

代検査

代検査とは、各都道府県等の計量検定所や計量協会などが行う”定期検査”に代わる検査のこと。
その検査は計量士だけが行うことが出来ます。 「定期検査に代わる計量士による検査」が代検査の正式名称です。
計量士とは、経済産業大臣によって登録された国家資格を所有し、計量機の校正や管理を計量法にのっとり、それらを行う資格のある人のことです。行政機関に提出する計量証明書も、この計量士の押印で、正式書類として受理されます。
都道府県等が行う定期検査は、平日の日中のみ。そのため、計量機が稼働する平日の日中に定期検査を行うのが難しい多くのお客様が代検査を利用されます。


ワーク衡業が行う代検査の魅力 ◇ ワーク衡業が行う代検査の魅力◇

お客様のご希望により、オーバーホールを行った後に代検査をすることが出来るため、トラックスケールが綺麗になり万全に整った状態で検査を受ける事ができます。よって、代検査のタイミングに合わせ、オーバーホールを行うお客様が増えています。
ワーク衡業には、代検査を行える「計量士」が在籍しておりますのでお気軽にお問い合わせください。